大学生活を謳歌してた21歳,ガンを患いました。
病名は精巣腫瘍。10万人に1人の割合で発症。
精巣(いわゆるキン〇マ)に腫瘍ができること。
対処方法は腫瘍部の精巣を切除すること。
男性はもともと精巣が2個あり(皆さんご存知と思いますが笑),私はそのうちの1個が腫瘍でした。
認知できる症状としては精巣が大きくなっただけでした。
精巣が大きくなったと感じてから1週間後に,「性病にかかった?」と軽い気持ちで泌尿器科のクリニックで検診してもらいました。
1週間かかった理由は,キン〇マを他人に見せるのは気が引けたためです。
キン〇マをエコーで診てもらい,先生から
「今すぐにMRIを撮ってきてください」
と言われました。
病名も教えてくれなかったので,追加の検査が必要なのかと思い
その日中に画像センターにてMRIを撮りました。
初のMRI診断。ドキドキ。
参考動画
次の日,MRI画像を持って再度泌尿器科のクリニックへ。
先生から
「診断の結果,がんです。今すぐ紹介状を書くから,病院に入院して外科手術をしてください。」
私「!?がんですか!」
まさかガンだとは思ってなかった私は,非常に驚きました。
私「私は余命あと何年ですか? あと子供が欲しいんですけど,その夢は叶いますか?」
先生「大丈夫ですよ,転移はしてないので切除すれば問題ありません。診断の結果,片方のキン〇マは正常なので,子供はつくれます」
よかった,まだ見ぬ奥さんと子供がつくれる,と安心。
その日中に大学病院に行き,即刻入院。
4人部屋に空きがなかったため,個室に入院しました。
私「まだ親に連絡してないな」
入院後に親に連絡をしてないことに気が付き,親に連絡。
私は仙台にいて,親は神奈川にいたのですが,母親はすぐに病院に来てくれました。
入院した日が金曜日だったため,土日は病院内で過ごすことになりました。
ガンと聞くと転移の可能性があるため,私の気持ちとしてはいち早く手術を受けたいと思いました。
金曜の夜に入院したため,担当ドクターはわからず,手術日も決まっていないという,悶々とした気分で週末を過ごしました。
手術は緊急オペとして扱われ,月曜日の朝一で行われました。
盲腸の手術と同じく,足の付け根とおへその間の皮膚を10cm切って,
そこから精巣を引っ張り出す手順でした。
麻酔は全身麻酔で,手術台に横たわり,注射された記憶まではありますが,
その後の記憶はありません。
手術は1時間だったようです。
起きたら病室にいて,母親と祖母が目に入りました。
私「生きてたか」
母親「…(涙)」
私としては術後のキン〇マと手術の後を見たかったので,母親と祖母に退室してもらってから,見てみました。
切開した部分はかさぶたになっており,片方のキン〇マはなくなっていました。
私「ガンになったのは夢ではなかったか…」
今後は定期健診で転移がないことを確認していくとのこと。
術後2年間が再発のリスクが高いとのことで,それまでは半年に一回,CT検査と血液検査でガンが再発してないかチェックしていきます。
残されたキン〇マは正常に動作?しており,きちんと精子を出すことができます。
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